新型マーチが2017年3月から販売予定
「パリモーターショー2016」で日産自動車は、小型ハッチバック「マイクラ(日本名:マーチ)」の新モデルを世界初公開しました。欧州では2017年3月から販売予定です。
「マイクラ」は日本でいうマーチにあたりますのでマーチの次期フルモデルチェンジでこのようになると予測されます。
欧州のBセグメント市場でトップになるという目標の下かなり力をいれて車作りをおこなったようです。欧州のBセグメント市場はかなりの激戦区です。流行のダウンサイズターボエンジンで、俊敏な走りを実現。安全装備もさらに充実させBセグメント市場を席巻できるか。
デザイン マーチ(MARCH)がかわいいは過去の話
現行型 出典:日産:マーチ [ MARCH ] コンパクトカー Webカタログ トップ
マーチはかわいい奥様のための車でした。しかし「パリモーターショー2016」で発表された「マイクラ Gen5」(日本名マーチ)はその固定概念を覆すモデルです。
今回発表された「マイクラ Gen5」(日本名マーチ)は2015年のジュネーブモーターショーで公開したコンセプトカー「スウェイ」のデザインを忠実に再現することを目指したそうです。
スウェイコンセプトはかなり革新的なデザインでこういったコンセプトカーは安全基準などを考えずデザインされているため現実的でないものが多数存在します。
あれ?コンセプトはかっこよかったのに...という経験が何回もあります。
ただ今回はかなり近づけてきているな。日産頑張ったなという印象です。
現実的な車になってもかなりかっこよさが残っているなと感じました。
か、かっこいい。
先代の面影はもうなくなっていますね。
ただ現行型はデザインが少し迷走ぎみだったのでこのくらいの変化は逆に気持ちいいです。日産の「Vモーショングリル」を採用しシャープなデザインとなっています。
内装
内装もかっこいいですね。Bセグメントであり、おそらく低価格車になると予想されますのでこの位の質感で合格点はゆうに超えています。
高級感こそないものの、抑えるべきとことは抑えているといった感じですね。
新型マーチはドライバーの快適性にかなりこだわっているとのこと。
ドライビングポジションを低くすることでより安心感のあるドライビングを可能にしました。また、可動域が長くなったシートスライドや、ステアリング、ペダルおよびシフトレバーの位置を最適化する事により、より多くのお客様の体型に合わせた理想的なドライビングポジションを提供します。また、拡大された全幅および長くなったホイールベースにより、クラストップレベルの室内空間の広さを実現しました。また、「グライディングウィング」形状のダッシュボードが、洗練された広々感を与えています。
7インチフルカラーセンターディスプレイが搭載され、オーディオシステム、カーナビゲーション、携帯電話、Apple CarPlayを経由してダウンロードしたアプリケーションやSiriの音声コントロールを利用することができるようになる予定です。
細かい所にこだわって本気で作っていますね。Bセグメント車はやはり室内空間が狭いとかなり圧迫感を感じますので、どこまで室内空間を広く保てている期待が高まります。
安全装備 技術の日産
「マイクラ Gen5」は、欧州における日産のBセグメントモデルとして充実した安全装備を全グレードで備え、「ニッサン インテリジェント ドライビング」を体現するモデルです。欧州のBセグメントで初採用となる「車線逸脱防止支援システム(LDP)」や日産ブランド車としては欧州初となる「歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ」を搭載しています。また、上級セグメントに搭載されている「インテリジェントアラウンドビューモニター」、「標識検知機能」、「ハイビームアシスト」、「ブラインドスポットワーニング」などの技術も採用しました。これらの先進安全装備は、自動運転の要素技術でもあり、「ニッサン インテリジェント モビリティ」にとって必要不可欠な技術です。
「歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ」はもう定番の安全装備なのでついていてくれて安心ですね。
安全装備を全グレードで装備するのは評価したいです。日産の安全に対する本気がうかがえます。
もしかするともう安全装備は全グレードに標準で装備しないと車が売れなくなっているかもしれませんね。
「インテリジェントアラウンドビューモニター」、「標識検知機能」、「ハイビームアシスト」、「ブラインドスポットワーニング」も装備するということなので一通りの安全技術が詰まった車種ということになりそうです。
日産は新型セレナに「プロパイロット」を搭載しました。新型マーチ(MARCH)にも「プロパイロット」が搭載されるのか注目したいです。
ボディサイズ
【現行型】
全長 :3,825mm
全幅 :1,665mm
全高 :1,270mm
ホイールベース:2,450mm
【新型マーチ】
全長 :3,999mm
全幅 :1,743mm
全高 :1,455mm
ホイールベース:2,525mm
現行モデルと比較して、全長は174mm、全幅は77mm、ホイールベースは75mm拡大しました。外形寸法は全長3999×全幅1743×全高1455mm。全高は現行モデルよりも55mm低くなります。
全幅が1743mmということでかなり大きくなりました。1700mm越えということでコンパクトさはなくなりました。
燃費
0.9L 3気筒ターボエンジン
1.5L 4気筒ディーゼルターボエンジン
上記の2種類のほか、1.0L 3気筒自然吸気ガソリンエンジンも追加される予定です。
現行型マーチは「JC08モード燃費18.4〜23.0km/l」です。この燃費と同等になることを期待しますがボディサイズがかなり大きくなっていることから燃費性能はすこし下がるかもしれません。
価格
予想販売価格は140万〜180万円です。現行型とはボディサイズも大きくなり装備も充実したということで現行モデルよりは多少値上がりすると思われます。
現行型は115万円~ですのでかなりの値上げ予想です。
マーチはコンパクトカーの中でもかなり安い価格で購入できたので少し残念ですが、ここまでエクステリア、インテリア、安全装備にこだわっているとなると仕方ありません。
日本では発売されないかも...
インフィニティ Q30
実は今回発表された「マイクラ(日本名:マーチ)」は日本では発売されないかもしれないという噂もあります。欧州でバカ売れしているインフィニティのQ30も日本市場にはまだ投入されていません。
大きくなったとはいえ、コンパクトカーは日本でも多くの需要があります。このサイズなら購入を検討する人はたくさんいるでしょうし、なによりこのかっこよさ。欲しいです。是非Q30と合わせて日本市場にも投入していただきたい。お願いします。
これからのNISSANに目が離せない
近年ではかなりおとなしい感じだった日産ですが、攻勢にでていますね。この勢いを維持して魅力的な車をどんどん開発してほしいです。
それにしても新型マーチ(MARCH)すごくカッコいいですね。日産の現在の勢いを象徴するようなそんな車です。
新型マーチの追加情報が入り次第お伝えします。