子供にはわからない!!TRUE DETECTIVE(トゥルー・ディテクティブ)は大人のための海外ドラマ。シーズン1の感想とレビュー

2017年10月5日

『TRUE DETECTIVE』は大人の海外ドラマ

正直『TRUE DETECTIVE(トゥルー・ディテクティブ)』は評価の分かれる作品だと思います。

手放しに「おもしろいからオススメ」と言える作品ではないです。

エピソード毎の平均視聴者数が1100万人と本国では大人気でした。

あの｢ゲーム･オブ･スローンズ｣でさえシーズン1では930万人ということですから、どれだけすごいドラマかわかっていただけると思います。

そんな『TRUE DETECTIVE』ですが楽しめない人がいると思います。

それは子供

なんと言ってもこの作品、大人のための作品です。

キッズ：「TRUE DETECTIVEがおもしろくない。なぜだ？」

シャア：「坊やだからさ」

冒頭に「青少年の視聴には不適切な内容が含まれています」という表示が出てくることからもわかるように坊やには不向きな内容となっています。

そんな大人のみが楽しめる『TRUE DETECTIVE』の魅力を紹介します。

さあ、深淵を覗く準備はできたか？

『TRUE DETECTIVE』の魅力その1 圧倒的な実績

『TRUE DETECTIVE』は2大映画スター、マシュー･マコノヒーとウディ･ハレルソンのダブル主演ということで当初から注目を集めていました。

まずこの二人が出てる時点で間違いない!!

エミー賞ではドラマシリーズ部門主演男優賞に2人揃ってノミネートという快挙を達成しました。

見て頂ければわかるのですが2人の演技、キャラ作りがすばらしい!!

そして前述の通りシーズン1としては圧倒的とも言える視聴者数を叩き出しました。

実力は折り紙つきです。

『TRUE DETECTIVE』の魅力その2 重厚な人間ドラマ

脚本は『THE KILLING／キリング』を担当したニック・ピゾラットということもあって濃厚で予測不可能なミステリーも魅力の１つではあります。

ただ、このドラマはジャンルとしてはミステリーというよりもヒューマンドラマに近いです。

豪華映画俳優2人がおりなす人間ドラマは重厚で繊細。

この主人公2人が抱える闇と対峙する犯罪の闇が折り重なり壮大なクライマックスを迎えます。

『TRUE DETECTIVE』の魅力その3 ゴールを見据えた脚本

これがこのドラマ最大の特徴だと思います。

その他海外ドラマと違い主軸が設定されています。それは2人の生き方。

この主軸が最後までぶれることはありません。

海外ドラマって行き当たりばったりな展開が多いですよね。ご都合主義や無理に山場を作るために登場人物の性格が急変したりすることもしばしば...

ですが『トゥルー・ディテクティブ』はダブル主演の2人自体を主軸においているので人物像がブレません。

その他海外ドラマは終わり(打ち切り)のないことを目指すのに対し、『トゥルー・ディテクティブ』はきちんと終わりに向かっていきます。

海外ドラマ慣れしてる人はかなり新鮮に感じると思いますよ!!

『TRUE DETECTIVE』の評価の分かれる点

サスペンス・ミステリーとしてみたとき、消化不良感がある

あまり深いことはネタバレになるので書けませんが事件によって主人公2人がどう変わるのか、どう変わらないのかが主軸ですのでサスペンス・ミステリー要素は薄目です。

あらすじ

1995年、ルイジアナ州の小さな田舎町で娼婦の死体が発見される。捜査を任された2人の刑事ラスティン･コールとマーティン･ハートは、オカルト儀式のような現場の状況と残忍な手口から連続殺人鬼の凶行と判断。僅かな手がかりをもとに、犯人の行方を追っていく。

出典：TRUE DETECTIVE®/二人の刑事 | 公式サイト

あらすじがこんな感じですので勘違いする人もいるかもしれません。

見どころはミステリー部分ではありません。