『君の名は。』で大注目の新海誠監督。いい機会なので全新海誠作品を制覇しようとTSUTAYAでレンタルしてきました
そして先日、遂に新海誠マラソンを無事完走!!
新海誠作品は共通点も多く、全部見てみると作品の印象が変わったりしました。
語りたいことは山ほどあるのですが、とにかくおもしろい順番に並べたランキングを発表します。
この作品がおもしろい!『新海誠監督』作品のおもしろさランキング
* 『彼女と彼女の猫 -Everything Flows-』は短すぎるため除外しています。
第5位 ほしのこえ
あらすじ
2047年。長峰美加子は、異生命体“タルシアン”攻撃の為に組織された国連宇宙軍のメンバーとして地球を離れる。告白出来ないまま高校に進学して別れた同級生、寺尾昇と携帯電話のメールで連絡を取りながら。
ところが、彼女が搭乗するリシテア艦隊が地球から離れるにつれ、メールの往復に要する時間が長くなってゆく。シリウスから昇にメールが届くまで、片道約8年7ヵ月。その頃には、昇は24歳になるというのだが……。
huludアニメ
私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ
荒削り
評価はこの一言に尽きると思います。
この作品は新海誠初めての劇場映画ということもあっていろいろ荒い。新海誠監督の好きな物全部盛りで作られた映画でかなり趣味性も高いです。
15才の女の子が制服でロボットに乗って異星人と戦うというなんともキモい設定。
新海誠監督いい趣味してますな!!
やりきった感はすごいあって、作品としてみると感動すらあるんですが娯楽作品としては評価しがたいので5位です。
第4位 星を追う子供
あらすじ
父親の形見の鉱石ラジオから流れる不思議な音楽に耳を傾けながら、思いをはせるアスナ。孤独な毎日を送るアスナは、ある少年と再会するための旅に出ることにする。それはアスナにとって、世界の冷酷さと美しさ、そして別れを知るための冒険の旅となる。
dアニメ
それは”さよなら”を言うための旅
ジブリ
この作品を一言で表すならこの言葉でしょう。
なぜ新海誠監督がジブリに寄せて作品を作ったのかわかりませんが、迷走期だったのでしょうか。ここまでジブリテイストにされるとその他ジブリ作品と比べざるをえません。
宮崎駿の土俵で戦ったら、やはり宮崎駿氏のほうが強いですね...
第3位 雲の向こう、約束の場所
あらすじ
日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界。米軍統治下の青森の少年・藤沢ヒロキと白川タクヤは、同級生の沢渡サユリに憧れていた。ユニオン占領下の北海道に建設された、謎の巨大な「塔」。いつか自分たちの力であの「塔」まで飛ぼうと、小型飛行機を組み立てる二人。
三年後、ヒロキは偶然、サユリがあの夏からずっと原因不明の病により、眠り続けたままなのだということを知る。サユリを永遠の眠りから救おうと決意し、タクヤに協力を求めるヒロキ。
「サユリを救うのか、それとも世界を救うのか」
はたして彼らは、いつかの放課後に交わした約束の場所に立つことができるのか…。
huludアニメ
あの遠い日に僕たちは、かなえられない約束をした
『君の名は』はここから生まれた
この作品を見れば『君の名は』がいかにおもしろいかがわかっていただけると思います。新海誠作品は似ている部分も多く共通点を意識して作っていることもあります。
『星を追う子供』と『ほしのこえ』では「アガルタ」という共通の地名を使っています。
『君の名は』は『雲のむこう、約束の場所』を明らかに意識したシーンもありますし題材も似ています。『雲のむこう、約束の場所』の反省が『君の名は』にいかされていますね。そういったことも含めてぜひ見ていただきたい作品です。
作品のおもしろさとしては少々難解な部分もあるので3位です!!
第2位 秒速5センチメートル
あらすじ
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
3本の連作アニメーション作品。
huludアニメ
どれほどの早さで生きれば、また君に会えるのか
静かな日常をリアルに切り取る
大抵の映画ってのはラストに向けて盛り上げるためにどんどん壮大な感じになるのが常であり、宿命でもあります。
この作品が凄いのは、ずっと静か。大袈裟なクライマックスになるわけでもなく静かに終わる。
背景がとってもきれいなのはこの時点で新海誠作品の代名詞になりつつあったのですが、無駄に背景がきれいなだけじゃない。
日常を切り取ったような映画だからこそ、背景のきれいさがストーリーのリアルさに説得力を持たせています。
3位以下の作品とは一線を画す出来の映画です。
第1位 言の葉の庭
あらすじ
あらすじを文字に起してもこの作品の魅力が伝わらないと思いますので割愛します。
未視聴の方はぜひ映画を見てみてください。
huludアニメ
“愛”よりも昔、“孤悲(こい)”のものがたり
新海誠ここに極まれり
『秒速5センチメートル』とどっちを1位にするかかなり迷いました。作品として観た時のおもしろさというか、満足感みたいなものはもしかしたら『秒速5センチメートル』の方が上かもしれません。ただ、新海誠監督の作品を全部観た今ではこの作品が一番だと言い切れます。
『言の葉の庭』で新海誠が一つ上の次元の監督になったなと感じています。
なにがそんなにこの作品がすごいかというと
徹底的に無駄を省いた作品なんです!!
新海誠監督はとにかく自分のできることを見せたがるクセがあります。さらに好きなことを詰め込んじゃうクセがあるんです。だから全体的にもっさりした作品が多いんです。
『秒速5センチメートル』でやりたいことは一通りやりきったのではないでしょうか。今までの作品は足して作られた印象を受けたのですが、『言の葉の庭』は引いて作られている印象があります。
新海誠一皮むけたなといった感じです。(お前誰だよとか言わないで)
新海誠監督の最高傑作は現時点で『言の葉の庭』で間違いないです!!
新海誠のこれからに期待
新海誠監督の作品の時系列としては
『ほしのこえ』
↓
『雲のむこう、約束の場所』
↓
『秒速5センチメートル』
↓
『星を追う子ども』
↓
『言の葉の庭』
↓
『君の名は。』
『星を追う子供』で少し新しいことに挑戦してはいますが、順調に進化を遂げています。『秒速5センチメートル』でやりたいことは一通りやって、それ以降の作品はマス向けに作っているのがわかります。特に『言の葉の庭』は本当に素晴らしい出来で無駄が一切ありません。『君の名は。』は明らかにマスを意識して作っていて狙い通り大ヒットしました。
そういった事を踏まえるとこれからの新海誠に期待せざるをえないでしょう。
次の作品も面白いに違いありません!!これからの新海誠監督に期待ですね
*『君の名は。』についてはランキングのどこにいれるか熟考したいと思いますので今しばらくお待ちください!!
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