huluやNetflixなどVOD(動画配信サービス)が沢山ある今。結構ラインナップが似通っていますよね。
『ウォーキングデッド』や『ゴシップガール』のようなキラーコンテンツはどのVODでも見れます(執筆時)。
違いを作りたい!!そういった理由から各社オリジナル作品に力を入れて差別化しようとしています。
そこでamazonが本気で作ったドラマが『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』です。
圧巻のクオリティでした。
なかなかオススメな作品だったので紹介します。
ミスター・ロボットとはいったい何なのかという謎が作品全体を支配する
ざっくりあらすじはこんな感じです。
この作品とにかく謎だらけ。それが一話ごとに解きほぐされていきます。
ミスター・ロボットとはいったい何なのか
この問いの意味合いが見る前と見た後では全然違ってくるのがとてもおもしろい所です。
ぜひ毎話完結ごとにこの問いを自分にしてみて下さい。
ドラマ『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』のここが凄い!!ドラマとは思えない映像美
オリジナルドラマと言えばやはりNetflixの『ハウス・オブ・カード』が圧倒的でした。
『デイビッド・フィンチャー』を監督に据えて映画顔負けの映像でした。
やはり『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』もかなり意識していると思います。1つ1つのカットが洗練されていて、一切の妥協がないです。
ハッカーのよくわからないけどかっこよさそうな雰囲気が作品全体から漂ってきます。
明らかにドラマを越えた映像美は今後スタンダードなものになっていくんでしょうか。
これだけでも見る価値があるドラマと言えると思います。
7話目からバグる
あらすじを見た段階では天才ハッカーvs巨大企業の頭脳戦みたいなのを想像してみていたんですが、描かれるのは終始主人公の葛藤です。
なんか肩すかしを食らったような気持ちで6話まで見ていたんですが、7話目からバグりました。
ちょっと途中から話がよくわからなくなってきます。
「あれ?このキャラクターとこのキャラクターって知り合いだったっけ?」とか「これはどういうこと?」といったバグが作品に生まれ始めます。
そのバグがどんどん大きくなっていき、驚愕の真実を映し出すことに...
どの海外ドラマも最後に向かって盛り上げてきますが、『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』はレベルが違います。
加速する謎が謎を呼び衝撃的な結末を迎えることになるんですが...
いや、これはすごい
『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』のここが残念。天才ハッカーvs大企業はどこいった
前述の通り天才ハッカーvs巨大企業の高度な頭脳戦みたいなものはないです。
主人公の葛藤に主軸がおかれていて、むしろそれがこの作品のミソだったりします。
ですので一概に弱点とも言いがたいですが、天才ハッカーvs巨大企業の頭脳戦を見たかった方はがっかりするかもしれません。
せっかく設定が面白そうなので権力との戦いをもっとみたいですね。シーズン2に期待したいです。
もっと残念なのはamazonプライムビデオでしか見れないこと
オリジナル作品を充実させるっていうのはイイ戦略だと思います。実際わたしはAmazonプライムビデオでしか見れない作品があるから仕方なしにプライム会員になっていますし(巨大企業の思う壺)。
くやしい、くやしいぞ
こういう良い作品っていうのはもっと手軽に見れなきゃダメだと思うんです。『ハウス・オブ・カード』がNetflix以外でも配信しているように『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』も他のVODで配信してもっと沢山の方に気軽に見て欲しいですね。
結構この作品の知名度低いでしょ...
初期の『ブレイキング・バッド』の空気っぷりを思いだします。良い作品なのに話題になってないのが残念すぎます。
昔は年単位でしかプライム会員になれなかったので、この作品のためだけにプライム会員の年会費を払いたくないという方もいたと思います。
いまは月単位で契約できるのでかなり気軽にプライム会員になることが出来ました。月額400円ということを考えたら見る価値はあると思います。
それにプライム会員は最初の1か月は無料ですのでサクッとその期間に見ちゃいましょう。
ミスター・ロボットとはいったい何なのか
もう一度見終わった後に考えてみて下さい