2016年秋にスバル(SUBARU)はインプレッサ(IMPREZA)のフルモデルチェンジを行ないます。次期新型インプレッサは2016年10月25日に遂に発売されました。
今回は新型インプレッサの魅力をご紹介するとともに、皆様が気になっている価格をいち早くお伝えします。
インプレッサの予約が絶好調
「インプレッサ」の国内先行予約台数が予約開始から1か月で6000台超に達しました。当初想定は「2000台程度」とのことなので予想の3倍もの予約があったことになります。価格・安全装備・内装のバランスを考えると当然のことといえます。
*追記 その後、10000超の予約があり、 想定の4倍です。
ただスバルは生産ラインを増やしており、この予想を上回る大盛況にもすぐに対応するでしょう。納期が大幅に伸びてしまうという心配はなさそうです。大人気ということで当分値引きは厳しそうです。(納期は他のスバル車同様三か月待ちだそうです)
セダンのG4が2000台、ハッチバックのSPORTが8000台とのこと。
かなりハッチバックのSPORTに人気が集まっているようです。
インプレッサがカー・オブ・ザ・イヤーに選出
『日本カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017』に新型インプレッサが選ばれました。
年間を通じて最も優秀な車を選出するのが『日本カー・オブ・ザ・イヤー』です。各方面からいい噂しか聞かない新型インプレッサですが、今回その実力が認められました。
スバル車の受賞は2003年の「レガシィ」以来13年ぶり2度目ということで『日本カー・オブ・ザ・イヤー』から遠ざかっていたスバルですが今回インプレッサで快挙を成し遂げました。
新型インプレッサの価格は200万円をきっている
まず現行型(といっても平成28年7月24日(日)をもって注文受付を終了)の価格であるが159万8400円(税込)からとなっている。
新型インプレッサの価格はというとズバリ192万2400円(税込)である。
単純に価格だけをみれば30万円以上の値上げということにはなるが、そう考えるのは早計だ。
新型のインプレッサは『アイサイトver3』を標準装備している。現行型の160万円という価格は『アイサイト』を装備していないグレードのもので新型にはそのようなグレードはない。つまり比較するべきは現行型の『アイサイト』搭載モデルなのだ。
現行型の『アイサイト』搭載モデルの価格は213万8400円(税込)だ。
すなわち『アイサイト』搭載モデルを比べると20万円の値下がりということになる。
*追記 価格が公式に発表されました。以下の通りです。
1.6i-Lアイサイト
2WD:192万2400円 4WD:213万8400円
2.0i-Lアイサイト
2WD:216万円 4WD:237万6000円
2.0i-Sアイサイト
2WD:237万6000円 4WD:259万2000円
安全に対するスバル(SUBARU)の本気
標準装備されたのは『アイサイトver3』だけではない
歩行者保護エアバッグも全車標準装備となった。
誰もが加害者となりうる自動車運転の世界で最大限の注意を払うことは当然のことだろう。
だがその先の万が一に備えてこのような安全装備がオプションではなく標準装備にされているのはスバル(SUBARU)の安全への配慮の徹底ぶりを感じさせられる。
先進技術で死角を減らしドライバーを支援する「アドバンスドセイフティパッケージ」も標準装備される。
『スバルグローバルプラットフォーム(SGP)の採用で安全をさらに確保する
次世代シャシーSGP(スバルグローバルプラットフォーム)を初採用。衝突安全性をさらに向上させ高い運動性能と優れた静粛性及び乗り心地を実現。従来プラットフォームから、ねじり剛性1.7倍に、衝突エネルギー吸収率は従来比140%に向上した。
気になる燃費は?
ちなみに現行モデルの燃費性能はインプレッサG4:(JC08モード燃費) ~17.6km/L
インプレッサスポーツ:(JC08モード燃費) ~16.2km/Lです。
新型は18.2km/ℓとわずかな向上を見せている。
IMPREZA G4
全長:4,555mm
全幅:1,880mm
全高:1,453mm
乗車定員 :5名
2.0ℓ DOHC 直噴
最高出力:154ps / 6,000rpm
最大トルク:196N・m(20.0kgf・m)/4000rpm
JC08モード燃費:
2WD車:16.0km/ℓ
AWD車:15.8km/ℓ
1.6ℓ DOHC
最高出力:85kW(115PS)/6200rpm
最大トルク:148N・m(15.1kgf・m)/3600rpm
JC08モード燃費:
2WD車:18.2km/ℓ
AWD車:17.0km/ℓL
新型インプレッサはマニュアル車が廃止され全車CVT(無段変速AT)となります。
スバルは内装が...は過去の話
スバル車は内装がいまいちという声は多い。しかし新型インプレッサでそのようなイメージは払しょくされるのではないだろうか。
スバルの次世代を担うコンパクトカーとしてクラスの枠にとらわれない高い質感を実現したという。
中央には8.0インチの大きなディスプレイを装備。テスラモデルSやプリウスPHVも中央に大きいディスプレイを置いているので、この流れは今後メジャーなものになるだろう。
さらに人気装備である電動パーキングブレーキを搭載
パーキングブレーキをスイッチひとつで作動・解除できる電動パーキングブレーキ。発進時はアクセルを踏むだけで解除できます。また、上り坂でクルマを停車させた時に自動的にパーキングブレーキが作動する「ヒルホールド機能」も搭載しています。
新型インプレッサの発売日は2.0Lモデルが10月25日 1.6Lモデルが12月20日に決定
2.0ℓモデルが10月25日発売開始されます。注意が必要なのは1.6ℓモデルに関しては2016年末発売予定だということです。
*追記
1.6Lモデルは2016年12月20日に発売されることが公式に発表されました。
1.6ℓでも十分という方もたくさんいらしゃると思いますが気を長く待ちましょう。
発売はすぐそこ!!
新型インプレッサは買いなのか
今回スバル新デザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を全面採用すると共に、内外装の質感を大幅向上させた。内装はクラスレスをめざしクラスを超えた質感だという。レヴォーグやレガシィを超えることを目指した。
安全装備も大幅に向上したといえるだろう。
そしてなにより価格面でのメリットは大きいのではないだろうか。
この価格でこれだけのものを実現するのはあっぱれだ。
コストパフォーマンスの高い一台である。
このような点をふまえればこのセグメントの車を買おうと思っていた人は考えるまでもなく買いであろう。
少々残念なのは『アイサイトver4』を採用していない点だろう。
まだフルモデルチェンジがされていない段階で気の早い話だが次回のマイナーチェンジには『アイサイトver4』は搭載されているだろう。されていなければ困る。
しかし同セグメントにおいて安全性が頭一つ抜けていることは確かだし、今後のマイナーチェンジによって差は更にひらき、他社の追従を許さないものとなるだろう。